1999年に展開された『カードダスハイパーバトル 仙界伝封神演義』には、キャラクターを紹介するカードだけでなく、対戦方法を説明するルールカードも収録されています。
今回紹介するのは、ゲームの基本的な始め方が記載された『スタートルール』です。
表面にあたるNo.1-1には、カードの見方やデッキの作り方、対戦前の準備を掲載。裏面にあたるNo.1-2では、実際にカードを場へ出すメインフェイズの進行方法が詳しく説明されています。
当時のハイパーバトルを遊ぶうえで欠かせなかった、説明書のような役割を持つ1枚です。
カード概要
・シリーズ名:カードダスハイパーバトル 仙界伝封神演義
・カード名称:スタートルール
・表面のカード番号:No.1-1
・裏面のカード番号:No.1-2
・表面の主な内容:スタートルール、デッキの作り方、ゲームの準備
・裏面の主な内容:メインフェイズ
・メーカー:BANDAI
・表記年:1999年
・生産国表記:MADE IN JAPAN
・カードの種類:ルール説明カード
・キャラクターカード:カードC-06が図解例として掲載
・仙道カード:カードS-05が図解例として掲載
カード下部には『BANDAI 1999 MADE IN JAPAN』と記載されています。
一般的なキャラクターカードとは異なり、イラストや能力を楽しむためのカードではありません。ゲームを始める前に読む、ルールブックの一部として作られたカードです。
No.1-1とNo.1-2で連続した内容になっており、両面を確認することで、対戦準備からメインフェイズまでの流れを理解できる構成です。
表面の情報

表面上部には『仙界伝封神演義 ハイパーバトル』のタイトルと、『スタートルール』という大きな見出しが記載されています。
ゲームについては、プレイヤー同士が1対1で戦う対戦型カードゲームであると説明されています。
対戦では、メインフェイズ、バトルフェイズ、ロストフェイズからなる戦闘を繰り返し、相手のゲームポイントを0にすることが勝利条件です。
カードには『キャラクターカード』と『仙道カード』が存在します。
カードの図解では、次の項目が示されています。
・マーク
・タイプ
・タイトル
・説明
・パワー
・カード名
キャラクターカードの見本には、パワー450とカード番号C-06が確認できます。
仙道カードの見本には、パワー350とカード番号S-05が確認できます。仙道カードはEXルール専用カードのため、EXルールで遊ぶまで保管しておくよう案内されています。
『デッキの作り方』では、好きなカードを8枚集めて、自分のデッキを作ると説明されています。
一部の例外を除き、一つのデッキに同じカードを何枚入れてもよいルールです。
『ゲームの準備』には、次の3段階が掲載されています。
①ゲームポイントをメモしよう
ゲーム開始時に持っているゲームポイントは2点です。対戦相手も同じく2点のゲームポイントを持った状態で始めます。
②手札を用意しよう
8枚で作ったデッキをよく切り、裏向きに置きます。このカードの山を『山札』と呼びます。
山札の上からカードを3枚引き、対戦相手に見えないように手に持ちます。手に持っているカードが『手札』です。
③先攻を決めよう
対戦相手とジャンケンを行い、勝ったプレイヤーが最初の戦闘で先攻になります。
表面の見どころ
表面の見どころは、ゲームを始めるために必要な情報が1枚の中に整理されている点です。
カードの見方を図で説明しながら、8枚のデッキを作ること、ゲームポイントが2点であること、最初の手札が3枚であることなど、対戦前に覚えておきたい基本ルールがまとめられています。
特に注目したいのが、デッキ枚数の少なさです。わずか8枚でデッキを構築するため、カードを出す順番や組み合わせが対戦結果に大きく影響すると考えられます。
キャラクターカードと仙道カードの違いも図解されており、仙道カードがEXルール専用であることも確認できます。
図解に使われているキャラクターの名称については、画像から正確に認識できませんでした。
裏面の情報

裏面のカード番号はNo.1-2で、見出しには『メインフェイズ』と記載されています。
メインフェイズでは、プレイヤーが手札からカードを1枚ずつ場へ出していきます。
最初に先攻プレイヤーが、手札から好きなカードを1枚選び、対戦相手に見えるように場へ出します。
続いて後攻プレイヤーも、手札から好きなカードを1枚選んで場へ出します。
その後は先攻プレイヤーから交互に、2枚目以降のカードを場へ出していきます。
ただし、2枚目以降に出すカードにはマークに関する制限があります。自分の場に残っているカードのうち、一番最後に出したカードと同じマークではないカードを出さなければなりません。
複数のマークを持つカードの場合は、マークが一つでも同じであれば、次のカードを出すことができます。
図解では、前のカードと後のカードに共通する『闇』のマークがあるため、後のカードを出せる例が紹介されています。
一番最後に出したカードが対戦相手によって捨てられた場合は、その前に出したカードのマークと同じマークを持つカードを場へ出せます。
自分の場にカードが1枚も残っていない場合は、好きなカードを出すことができます。
マークだけでなく、カード名にも制限があります。自分の場に残っているカードと同じカード名のカードは、場へ出すことができません。
場に出せるカードがない場合や、カードを出したくない場合はパスが可能です。ただし、最初の自分の手番ではパスできません。
自分と対戦相手が続けてパスすると、メインフェイズが終了します。
カードにはさまざまな能力が設定されているため、説明欄に指示が書かれている場合は、その内容に従うよう注意書きも掲載されています。
裏面の見どころ
裏面の見どころは、カードに設定された『マーク』を利用する独特な出し方です。
単純に手札から好きなカードを並べるのではなく、自分の場に最後まで残っているカードのマークを確認しながら、次に出すカードを選ぶ必要があります。
同じマークを一つでも持っていれば出せる複数マークのカードは、デッキの流れをつなぐ重要な存在だったと考えられます。
一方で、自分の場にあるカードと同じカード名は出せないため、同名カードを複数枚デッキに入れられるルールであっても、場の状況によっては使用できません。
デッキ構築だけでなく、場に残すカードやパスするタイミングまで考える必要がある、戦略性の高いルールであることが分かります。
このカード(シール)はどんな1枚?
『スタートルール』は、カードダスハイパーバトル版『仙界伝封神演義』の遊び方を伝えるために収録されたルールカードです。
キャラクターの能力や名場面を収録した鑑賞用カードではありませんが、当時のゲームシステムを知るための資料として価値があります。
通常のカードだけを集めても、詳しいルールが分からなければ本来のカードゲームとして遊ぶことは困難です。そのため、スタートルールは対戦に欠かせない説明書として重要な役割を担っていました。
また、表面では対戦開始前の準備、裏面ではメインフェイズを扱っているため、このカードだけですべてのルールが完結しているわけではありません。ほかのルールカードと組み合わせて読むことを前提とした、連続形式のカードと考えられます。
カードゲームの仕組みや1999年当時の遊び方を残している点では、『仙界伝封神演義』やレトロカードダスのコレクターにとって興味深い1枚です。
このカードの現在の相場は?
『スタートルール』No.1-1・No.1-2について、カード単体の明確な販売価格や成立相場は確認できませんでした。
ルールカードはキャラクターカードや希少なキラカードと比べると、単品で商品名やカード番号を記載して販売される機会が少なく、シリーズのまとめ売りに含まれる場合もあります。そのため、出品価格だけで相場を判断するのは難しいカードです。
価格を調べる際は、次のような条件をそろえて確認する必要があります。
・No.1-1とNo.1-2の両面が同一カードとして扱われているか
・折れやシワがないか
・表面に汚れや書き込みがないか
・カードの角に傷みがないか
・シリーズのセット品か単品販売か
・実際に売れた価格か、販売中の希望価格か
2026年7月時点では、正確な取引例を十分に確認できないため、具体的な金額を断定することはできません。
売買を検討する場合は、フリマサイトやオークションサイトで『仙界伝封神演義 ハイパーバトル ルール』『スタートルール No.1-1』『仙界伝封神演義 カードダス まとめ』などの語句を使い、販売中の価格ではなく落札済み・売却済みの履歴を比較する方法が適しています。
まとめ
『カードダスハイパーバトル 仙界伝封神演義』のNo.1-1・No.1-2『スタートルール』は、対戦を始めるための基本情報を収録したルールカードです。
表面にはカードの見方、8枚デッキの作り方、ゲームポイントや手札の準備、先攻の決定方法が掲載されています。
裏面にはメインフェイズの進行が記載され、カードのマークやカード名によって出せるカードが制限される、特徴的なゲームシステムを確認できます。
派手なイラストを中心としたカードではありませんが、当時のハイパーバトルがどのようなルールで遊ばれていたのかを伝える貴重な資料です。
『仙界伝封神演義』のカードをシリーズ単位で集める場合は、キャラクターカードだけでなく、ゲーム全体の仕組みを記録したルールカードにも注目したいところです。































